2025年9月22日に公開した製品紹介を、2026年10月19日に整理しました。公開当時の案内・技術紹介として掲載しています。現在の提供仕様を保証するものではありません。
FTAとは
FTA(Fault Tree Analysis/故障の木解析)は、望ましくない事象を起点に、その発生に関わる要因の組み合わせを論理的に整理する手法です。
- トップ事象
- 分析対象となる結果(例:設備停止)
- 論理ゲート
- OR/ANDなどで要因の組み合わせを表現
- 中間事象
- トップ事象と基本事象をつなぐ状態
- 基本事象
- モデル内でそれ以上展開しない事象。確認済みの根本原因とは限りません。
AIが起案し、計算で確かめ、人が判断する
- 01記録と根拠を探す
関連する過去の故障記録を検索し、出典とともに確認します。
- 02原因候補を構造化する
AIが仮説や確認事項を整理し、FTA図でつながりを検討します。
- 03対策を試算・比較する
同じモデルの条件を変更し、計算エンジンで対策ごとの差を比較します。
- 04人が確認・承認する
現場の観察、原記録、計算条件と照らし合わせ、仮説や対策を採用・見直しします。
どのような業務に使うか
設備トラブルの原因切り分け、過去トラブルの横断検索、確認順序の整理、再発防止策の検討や報告書作成の支援を想定しています。導入時には、対象設備・利用できる記録・評価方法を明確にして検証します。
結果の読み方と適用範囲
AIの仮説は、原因が確定したことを意味しません。確率や対策効果の試算は、モデル、入力値、観測期間、独立性などの前提条件に依存します。少数の記録だけで予兆検知の精度や損失回避額、ゼロダウンタイムを保証するものではありません。
センサー・IoT・制御との連携は、必要なデータや安全条件を確認したうえで個別に検討します。設備の安全に関わる最終判断は、適切な権限を持つ担当者が行います。
